2013年07月07日

梅雨のスパルタ三枚おろしの会 於・温石

気象庁は昨日

関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる と発表しましたが


平年よりも15日ほど早いそうです。


あ~、いよいよ灼熱の日々ですねicon01







先月の茶懐石料理講座は、

『スパルタ』という冠を敢えてタイトルにした


若旦那さんの気合いに応えるべく


チャレンジャー6名が温石さんに集結致しました。



ふぉと*いろさんから

美しい画像が届きましたので

そちらを中心にご覧頂きたいと思います。













笑えない、笑い話として聞いたことがありますが

ある幼稚園で子供にお魚の絵を描かせたところ、半分以上の子供が四角い形を描いたそうです。

普段、切り身のお魚しか見たことがない子供たちにとって

丸ごとのお魚を食べる機会が少ないのは

わたくし達親の責任でもありますね。



かく言うわたくしも、お魚屋さんの大将に

『三枚におろして下さ~い』とお願いすることが多いです。








めばる、

鯵、

かます



3種類のお魚をひたすら三枚におろす

濃いお講座になりました。



若旦那さんから

お魚の見極め方、

三枚おろしの前にするべきこと

少ない手順でお魚に負担をかけないようにすること


をレクチャーして頂きながら


デモンストレーションを拝見しました。






















若旦那さんの美しい包丁さばきを拝見していますと


なんだか自分もできそうな気がしますが・・・・・(いつもポジティブすぎて撃沈した時に落ち込むものの、瞬時に復活する自分face15




いつも熱心に質問や感想を述べて下さるhiroyoさんは

若旦那さんの教えに忠実に包丁を進めていきます。



アシスタントに管理栄養士の柴崎さん もお越しくださいました。


とても愛らしいお方で

お目にかかるとほっこりと致します191







お魚がもがき苦しんで釣られた状態ですと

どうしても酸欠状態になり

美味しさは半減してしまうそうです。

背中に厚みがあるお魚を選べば脂がのっていて美味なんですってemoji08



お二人さん

粛々とお魚と向き合っておられますねemoji52








お時間がたつのも忘れて

三枚おろしに集中したわたくしたちでした。






おろしたお魚を使って

梅雨の鬱陶しい日々を吹き飛ばして下さる鮮やかなお献立で


お料理を頂きました。








向付は

鯵の酢の物です。

大変鮮度の良い鯵ですので

まろやかな生姜酢の香りを大切に頂きました。







一番難しかっためばるの三枚おろしでしたが

レモン蒸しとして頂くと

ふくよかなお味が堪能できます。







金目鯛は

若旦那さんのおろしで

折戸茄子、ごぼうと一緒に。

嫌味のないお魚の脂はお肉を超えて満足感を覚えます。







そして、

スマートで精悍な形をしているカマスは

焼き付けて









大葉と茗荷に飾られた見事な逸品に

『わぁ~face05』と

皆様から歓声が。








しとしと降っていました雨がいつの間にかやんで


お庭に優しい日差しが降り注いで参りました。












若旦那さんよりお軸の説明を頂きました。


清流無間断



碧樹不曽凋という対句があるそうです。


谷間の清流は休みなく流れ、青々とした樹木は変わる事のない常磐の緑をたたえている
という意味だそうですが




絶え間なく流れるからこそ清らかな水流。



流れる水のごとく継続的な実践を続けて行くことが大切なのだと


お稽古をつけて下さいました若旦那さんに感謝の気持ちでいっぱいです。




お忙しい合間を縫ってお手伝いをして下さいました柴崎さん


長時間シャッターを切り続けて下さいましたふぉと*いろさん


皆様のお蔭で粋を極めたひととき を過ごすことができました。





ありがとうございました。


  


Posted by 薫子 at 16:11Comments(4)お料理教室