2015年11月21日
望月哲也テノールリサイタル
21世紀の声楽界を担う最高のリリックテナーというキャッチフレーズでご活躍中の
望月哲也さんのリサイタルをAOIで聴いて参りました。

望月さん個人のリサイタルは初めてですが
NHKのニューイヤーオペラコンサートで爽やかな歌声が印象的でしたので
『今夜は、いい声に包まれる~


休憩をはさんで約90分、プログラムはこちらです。
W.A.モーツァルト:歌劇≪コシ・ファン・トゥッテ≫K.588 より 〈恋の息吹は〉
V.ベッリーニ:〈マリンコニーア〉〈お行き、幸せなバラよ〉〈喜ばせてあげて〉(6つのアリエッタより)
G.ロッシーニ:〈バッカス祭り〉〈亡命者〉〈踊り〉(《音楽の夜会》より)
G.ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より〈なんと君は美しいんだ〉
G.プッチーニ:歌劇《トスカ》より〈妙なる調和〉〈星はきらめき〉
G.プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》より〈第3幕への間奏曲〉(ピアノ・ソロ)
W.A.モーツァルト:歌劇《宮殿からの逃走》K.384 より 〈コンスタンツェよ!また君に逢えるとは!〉
C.グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より〈太陽よ、昇れ!〉
C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈あなたが投げたこの花は〉(花の歌)
C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈第3幕への前奏曲〉(ピアノ・ソロ)
R.ヴァーグナー:楽劇《ワルキューレ》より〈冬の嵐は遠く過ぎ去り〉
R.ヴァーグナー:楽劇《ローエングリン》より〈はるかな国に〉(名乗りの歌)
豊かな声量ですが
押しつけがましさがなく、さっぱりとした迫力のある素晴らしい歌声でした。
アリアでこれだけ感情豊かに歌える方なので
ぜひオペラの望月さんを拝見したいと思います。
日本の声楽界は、テノール不足と言われていますが
海外の歌手に劣ることなく充分な実力のある方だと思います

プログラムの終了後、自らマイクを手にして
『こんなにアリアを一晩で歌うことはありませんでした。 自分のキャリアをすべて聴いて頂けて満足しています』
と熱く語って下さいました。
惜しみない拍手に包まれアンコールを2曲歌って下さいました。
90分があっという間に過ぎてしまい
『あ~、この感動を分かち合いたい~

どなたかお誘いすれば良かったと思いながら帰宅致しました。
来年のNHKニューイヤーオペラコンサートにもご出演されますので、お聴きになってみて下さい

ファウスト 『この清らかな住まい』を歌う望月さんをこちらからどうぞ
心に残る素晴らしい舞台をありがとうございました。
2014年09月14日
銀座オペラ(YAMAHAホール)
銀座のYAMAHAホールで
『銀座オペラ第4シリーズ・椿姫』を聴いてまりました。
誰もが聞いたことのある名作オペラのハイライトですが
初心者の方には大変親しみやすく
オペラファンの方には聴きどころが満載です


The JADEの高田正人さん演じるアルフレードは
純粋で一途な役どころですが
ヴィオレッタによって、本当の愛を知ることになります。
全身でヴィオレッタへの思いをメロディに乗せ、
今までお聴きした高田さんの中で一番迫真の演技、そして歌唱でした。
ヒロイン・ヴィオレッタ演じる小川里美さん
見た目の美しさはもちろん、オペラ歌手のイメージであるふくよかさとはご縁のない
シャープかつ長身でパリコレモデルと言ってもそん色のないお方です。
それもそのはず
音大時代に、ミスユニバース・ジャパンに選ばれたお方

『天は二物も、三物も与えていらっしゃる』、
その上、喉のお強さを感じるダイナミックな歌唱で
会場は、彼女が1曲歌い上げるごとに
『ブラヴィ~~

ジェルモン演じる、バリトンの与那城さんは
やや表情に乏しさを感じましたが、お声はさすが売れっ子バリトン歌手
会場の最後列まで響き渡る迫力がありました。
YAMAHAホールでの演奏ですので
たった1台のエレクトーンでの伴奏が、これまた素晴らしく
『このエレクトーンの中にオーケストラがいるのでは・・・

重厚なサウンドでした。
ご一緒した友人達も
『素晴らしい演奏、贅沢なひととき


音楽会でも観劇でもそうなのですが
夜公演の場合、時間があまりないことと
中途半端な時間はレストランがクローズしていますので
お食事に困ってしまうことがあります。
色々検討しましたが
今回は
こちらのホテルで
アフタヌーンティーでお時間を過ごしました。
多種類あります飲み物を何度でもお代わりができます。
感動する

ごくごく普通に頂けるサンドイッチやスイーツを
ゆったりとした空間で寛いだひとときを味わえることが何よりのご馳走です。
音楽会や観劇など
ご一緒することの多い友人達に
『来年は、オペラ鑑賞も加えて、一流の声を味わいましょう

2014年07月30日
小松亮太 with ラスト・タンゴ・センセーションズ
バンドネオンが奏でる音楽は
クラシックやジャズ、ポップス
これらすべての中間に位置するもの
と小松亮太氏のインタビュー記事を拝見したことがあります。
大変、幸運なことに
昨夜、彼の演奏を聴くことができました。
かれこれ6年ほど前になりますが
知人のご子息が、小松さんのツアーに参加され
東京での演奏を聴きに伺ったのが
バンドネオンとの出逢いです。
それ以来、5回ほど演奏をお聴きしていますが
そのたびに心が動くのです


普段は
『声』に心を奪われるわたくしですが
小松さんのバンドネオン演奏に
説明するのももどかしくなるほど惹かれています。
日本でタンゴが全盛だった時代を知らないのですが
『彼は若いころのピアソラのようだ』と評論されています。
火花が飛び散るような緊張感あふれる演奏、
哀愁を帯びた中にも希望を見出す演奏
立ち膝でバンドネオンを操る小松さんに
観客が
『1音たりとも聞き漏らすまい』と言う雰囲気が流れます。
18曲(アンコール1曲)を解説を入れながら、演奏して下さいました。
普段、CDで聴いていて馴染んでいる曲でも
目の前で演奏して下さると
とても新鮮で斬新な気持ちになります。
ピアソラがアメリカ滞在中に父の訃報を受け
父への思いを一気に書き上げたという
メロディアスでありながら力強さも併せ持った曲
『アディオス・ノニーノ』を演奏する小松さんにキラキラと星が降ってくるような
美しさを感じました


ご一緒したmisakoさんも、初バンドネオンに大変感動して下さいました。
演奏会終了後、
『このまま帰宅するのは勿体ないですね』と
1杯頂いて参りました。
お料理を頂きながら
1杯が、2杯に、そして・・・・

『大変、大変、
東海道線がなくなってしまう~

と慌ただしく帰宅した落ち着きのないわたくしでありました。
真夏の夜に酩酊したのは
もちろん、バンドネオンの情熱的な響きのせいです

2014年06月30日
ブルーローズは満員御礼 TheJADE★アコースティック
明日から7月ですね。
あら~、2014年も半分過ぎてしまいました

盛夏にはやや遠い陽気です。
(夏が苦手なので大変、嬉しい限りですが)
ウォーキングも30分ほど
じんわりと汗ばんだところで『終了~』としております。
先週は東京へ

週末は湘南方面へと

外出が続きました。
1週間前になりますが
二期会WEEKの初日、The JADEのコンサートに行って参りました。
二期会を代表するトップ歌手の6名が久しぶりに全員揃っての舞台、
1年前の中野でのサマーコンサート以来ですので
わたくしも心弾む気分でサントリーホール(ブルーローズ)へ参りました。
第一部は
ご挨拶代わりにオペラのアリアを歌って下さいました。
モーツアルト、
ドニゼッティ、
プッチーニ、
ジョルダーノ、
マスカーニ
と知っているオペラもあり
初めて聴くオペラもありと
どのアリアも美しく力強い旋律です。
第二部は
ロッシーニの『セビリアの理髪師』より 【私は町の何でも屋】でスタートですが
第一部を欠席されたリーダーの黒田氏が客席から歌いながら登場されるというサプライズに

会場の空気が更にヒートアップしました。
恒例の『オペラ講座』もあり、
今回は重唱がテーマでした。
2月に本公演を拝見しました
『ドン・カルロ』より 【我らの胸に友情を】を歌った
成田さんのロドリーゴ、聴きごたえがあって感動が再燃致しました。
やっぱり、バリトンはいいですね~

あっという間に2時間が過ぎてしまい
『あ~、終わってしまった

個性溢れる6名のオペラ歌手の方々の声を聴くことができて
心から
『素晴らしかった~~


清々しい気持ちでブルーローズを後にしました。
そして、
この後、更なるサプライズがあったのですが
そのお話しはまたいつか・・・・・

2014年05月31日
芸術日和
つい先日まで初夏の爽やかな風が吹き抜けておりましたが
今週は各地で真夏日の更新となりましたね

それでも
静岡は烈しい気温上昇がなく
1年を通して安定した気候なのは本当にありがたいことです。
週半に
AOIホールで
シュテファン・ヴァラダー(指揮、ピアノ)
ウィーン・カンマー・オーケストラを聴き
本日は
市民劇場で劇団民芸の
静かな落日の観劇と
どちらの演目も
1滴の潤いがじわじわと心に沁みる1週間でした。
終演後
デパ地下でちゃちゃっとお買い物をして帰宅を致しました。
『母の日』に贈ってもらったワインを頂きながら
お夕飯を頂いております。
2014年03月26日
藤村実穂子 メゾソプラノリサイタル
開花した桜に雨があたり
それでも、その暖かな雨に趣を感じますね

昨夜は
世界を舞台に活躍をしておられる
メゾソプラノの藤村実穂子さん のリサイタルをAOIホールで聴いて参りました。
ビーズ展でBGMを担当して下さいましたmisakoさんのお誘いを受けて
『テレビでしか拝聴したことのない、藤村さんが静岡に来て下さる

と、
何かに憑りつかれたような面持ちでホールへ参りました。
この日の
プログラムは
前半にR・シュトラウス
後半はG・マーラー
藤村さん自ら
『神様は私に声をプレゼントしてくれた』
とおっしゃるように
大小の♪ ♪が
藤村さんを包み
完成度の高さが揺るぎなく続く
メゾソプラノの方なのに
ソプラノの安定感とアルトの均一感
技術・・・と言ってはいけないような歌唱にひたすら聴き入るだけでした。
ピアニストのヴォルフラム・リーガー氏の演奏も
藤村さんを深く理解し
お互いが心で会話をされているようなコンビネーションです。
普通、
1曲ごとにソリストからピアニストへの合図があって始まるのですが
リーガー氏と藤村さんの一体感がなせる業なのでしょうか、
流れるが如く、始まるのです

そして、
とても驚いたことがありました。
リサイタルでは
ソリストの方がお召しになる舞台衣装も楽しみのひとつですが
藤村さんは
シンプルなドレス1着のみで通されました。
『歌うこと』だけを観客に魅せる方なんだと思い
その清廉なお姿がカッコいいとしか言いようがありません

『AOIホールの後は、こちらで1杯が多いんですよ

お誘い頂きました。
ワインが身体に沁み渡り
感動をmisakoさんと分かち合うことができて
充実、充実の一夜でした。
素晴らしいステージをありがとうございました。
思い出すと、また憑りつかれそうです

2013年07月18日
第4回SOLE公演
また暑さが戻って参りましたね
ほんの少し涼しい思いを味わうことができただけでも良かったと思うように致します。
まだ、夏はスタートしたばかりですものね。
先週末
夏の暑さに負けないくらい
熱い演奏を聴いて参りました。
静岡音楽館AOにて
オペラ愛好家グループSOLEが
大曲
『CARMINA BURANA』を現代版にアレンジをしまして
人間賛歌として
生命力そのもを感じさせる舞台をご披露くださいました。
夫の知人のS氏がご出演ということで
毎回、
楽しみに伺う舞台です。
ということで
我が夫と共に行って参りました。

2台のピアノと
7名の打楽器アンサンブルの方々の演奏が
合唱のスケールを更に壮大にして下さり
舞台に釘付けという表現がぴったりです。
皆様も一度はお聴きになったことがおありだと思います。
こちらからどうぞ
1年半という歳月をかけて練習に打ち込んでいらした
SOLEの皆様のエネルギーが舞台でさく裂し
30名という少人数とは思えないほどの
的確な発声からなる合唱は
歌っている皆さんが一番充実感に満たされたことと思います。
第一部は
ヴェルディ生誕200年を記念して
『椿姫』の名曲を
二期会、藤原歌劇団のソリストが歌って下さいました。
ヴィオレッタ役を務められた
北村さおりさんが
コロラトゥーラを駆使して歌いあげる
『ああ、そはかの人か~花から花へ』は
会場中が息を詰めてしまうほど
華やかで享楽的なひと時です。
北村さんは
お声そのものに演技力があり
スリムな体からどうしたらあんなにダイナミックなお声が出るのか本当にじっと聴き入ってしまいました。
お召し物が
胸元にビジューを敷き詰めたミントグリーンのドレス
上品なネックレスと共に
ファッションセンスも都会的で素敵でした

↓ こちらは、アンナネトレプコが歌う花から花へですのでお聴きください。
(このお方こそ、ヴィオレッタそのものと言えます
)
↓
http://www.youtube.com/watch?v=SSPK7Ayuw3s
感動を抱きながら
会場を後にしまして
Sご夫妻から
お食事にお招きいただきました。

夜の9時近くからのお食事ですので
お料理が次から次に出て参ります。


Sご夫妻は、
転勤が決まり、静岡を離れることになりました。
いつも前向きでおられるお二人をお手本にしていましたのでとても寂しく残念でなりません。


ご一緒させて頂いた楽しい日々をありがとうございました。
また、静岡へもお遊びにいらして下さいませ。
SOLEとは
イタリア語で太陽を意味する言葉ですが、
Sご夫妻はまさに、太陽のようにキラキラと輝いた静岡生活をお送りになりましたね。
どうぞ、いつまでも仲睦まじくお過ごしくださいますように・・・・・(我が家の分まで
)

ほんの少し涼しい思いを味わうことができただけでも良かったと思うように致します。
まだ、夏はスタートしたばかりですものね。
先週末
夏の暑さに負けないくらい
熱い演奏を聴いて参りました。
静岡音楽館AOにて
オペラ愛好家グループSOLEが
大曲
『CARMINA BURANA』を現代版にアレンジをしまして
人間賛歌として
生命力そのもを感じさせる舞台をご披露くださいました。
夫の知人のS氏がご出演ということで
毎回、
楽しみに伺う舞台です。
ということで
我が夫と共に行って参りました。
2台のピアノと
7名の打楽器アンサンブルの方々の演奏が
合唱のスケールを更に壮大にして下さり
舞台に釘付けという表現がぴったりです。
皆様も一度はお聴きになったことがおありだと思います。
こちらからどうぞ
1年半という歳月をかけて練習に打ち込んでいらした
SOLEの皆様のエネルギーが舞台でさく裂し
30名という少人数とは思えないほどの
的確な発声からなる合唱は
歌っている皆さんが一番充実感に満たされたことと思います。
第一部は
ヴェルディ生誕200年を記念して
『椿姫』の名曲を
二期会、藤原歌劇団のソリストが歌って下さいました。
ヴィオレッタ役を務められた
北村さおりさんが
コロラトゥーラを駆使して歌いあげる
『ああ、そはかの人か~花から花へ』は
会場中が息を詰めてしまうほど
華やかで享楽的なひと時です。
北村さんは
お声そのものに演技力があり
スリムな体からどうしたらあんなにダイナミックなお声が出るのか本当にじっと聴き入ってしまいました。
お召し物が
胸元にビジューを敷き詰めたミントグリーンのドレス
上品なネックレスと共に
ファッションセンスも都会的で素敵でした


↓ こちらは、アンナネトレプコが歌う花から花へですのでお聴きください。
(このお方こそ、ヴィオレッタそのものと言えます

↓
http://www.youtube.com/watch?v=SSPK7Ayuw3s
感動を抱きながら
会場を後にしまして
Sご夫妻から
お食事にお招きいただきました。
夜の9時近くからのお食事ですので
お料理が次から次に出て参ります。
Sご夫妻は、
転勤が決まり、静岡を離れることになりました。
ご一緒させて頂いた楽しい日々をありがとうございました。
SOLEとは
イタリア語で太陽を意味する言葉ですが、
Sご夫妻はまさに、太陽のようにキラキラと輝いた静岡生活をお送りになりましたね。
どうぞ、いつまでも仲睦まじくお過ごしくださいますように・・・・・(我が家の分まで

2013年06月22日
JADE アーリーサマーコンサート
昨日は、夏至でしたが、
生憎のお天気で
一年で一番昼の長い日という実感がありませんでしたね。
本日は、
爽やかな日差しが眩しくて
このまま湿度の低い夏だったらどんなにか幸せでしょう~と思う一日でした。
丁度1週間前になりますが
オペラ座の怪人の前楽で盛り上がった気持ちをどうしたらよいものかと考えまして・・・・
『いい声にはいい声で切り替える』ことに致しました。
こちらへ行って参りました。
当日券が残っているのかどうか定かではありませんでしたが
自宅から近い場所でのコンサートでしたので
『チケットが取れなければ、吉祥寺でも行ってこよう~』と呑気な気分で会場へ出かけて参りました。
無欲で物事に当たれば意外にも良い結果を生み出すものですね。
ポツンっと最前列が1枚残っていました
4月末に習志野で開催されましたJADEのコンサートでは
テノールでクリーミーヴォイスの高野二郎さんが
ご本人が一番ショックであったと思われる
不調にみまわれて
コンサート全体のクオリティがいつもより残念なステージだったのです。
ユニットとしての機能が損なわれてしまい、
『二郎さん、レミゼのお稽古でお疲れなのかしらね』と友人たちと心配をしました。
が、
今回のステージは
ご自身もおっしゃっていましたが
『習志野のリベンジができました』と
客席に二郎さんの思いがひしひしと伝わってきて
1曲目から感動で涙ぐんでしまうほどでした。
二郎さんのファンの友人(この日の彼女はレミゼ観劇をしていました)と交代してあげたかったです。
二期会のオペラ歌手の方々ですから
本業のオペラのアリアもご披露して下さり
後宮からの逃走より「元気よく歌い元気よく争おう」 高野二郎さん
アルルの女より「フェデリコの嘆き」 高田正人さん
ドンカルロより「ロドリーゴの死」 成田博之さん
カヴァレリア・ルスティカーナより「シチリアーナ」 樋口達哉さん
全員で
椿姫より「乾杯の歌」を歌って下さいました。
生の声を身体全体でコントロールすることが声楽家としての技量であり、魅力ですが
聴いていますと
『やっぱりオペラの方たちなんだ』と当たり前の感慨にふけります。
究極の芸術はオペラであると改めて思うのです。
後半は、
マイクを持ってミュージカルナンバー等を歌って下さり
彼らの表現力の豊かさとバランス感覚の良さに
『出来る男たち』を実感しました。
ウエストサイド物語より「マリア」「トゥナイト」 高田正人さん
レミゼラブルより「バルジャンの独白」 高野二郎さん
「君のためにPerte] 樋口達哉さん
ティファニーで朝食をより「ムーンリバー」 成田博之さん
日本の歌曲は
言葉の美しさが伝わってきて
生まれ持った声の素晴らしさを本当に羨ましく思いました。
初夏メドレー 夏の思い出~島唄~さとうきび畑~椰子の実
ふるさと
明るい未来
そしてラストは彼らのオリジナル曲
手紙で
じんわりとさせて頂きました(2009年のyoutubeですのでちょっとまだマイクに馴染んでいませんね)
セカンドアルバムをまだ購入していませんでしたので
終演後購入致しましたら
皆さんからサインを頂きました。
100人ほどの方がアルバムを購入したと思いますが
全員にサインを下さってその販促努力にも頭が下がる思いでした。

この日はテノール3名
バリトン1名の変則ユニットでしたが
バリトンの成田さんから
『今日のコンサートはいかがでしたか』と聞かれまして
『成田さんのバリトンは3人分ですので、隅々まで力強い美しさを感じました。』と
調子に乗って応えましたら
『わぁ、嬉しいな~』と
成田さんは両手で握手を求めて下さったのですが
『これが、高井さんだったら。。。。
』
と大変失礼な思いにとらわれながら
握手を受けたわたくしでございました。
はぁ~
生憎のお天気で
一年で一番昼の長い日という実感がありませんでしたね。
本日は、
爽やかな日差しが眩しくて
このまま湿度の低い夏だったらどんなにか幸せでしょう~と思う一日でした。
丁度1週間前になりますが
オペラ座の怪人の前楽で盛り上がった気持ちをどうしたらよいものかと考えまして・・・・
『いい声にはいい声で切り替える』ことに致しました。
こちらへ行って参りました。
当日券が残っているのかどうか定かではありませんでしたが
自宅から近い場所でのコンサートでしたので
『チケットが取れなければ、吉祥寺でも行ってこよう~』と呑気な気分で会場へ出かけて参りました。
無欲で物事に当たれば意外にも良い結果を生み出すものですね。
ポツンっと最前列が1枚残っていました

4月末に習志野で開催されましたJADEのコンサートでは
テノールでクリーミーヴォイスの高野二郎さんが
ご本人が一番ショックであったと思われる
不調にみまわれて
コンサート全体のクオリティがいつもより残念なステージだったのです。
ユニットとしての機能が損なわれてしまい、
『二郎さん、レミゼのお稽古でお疲れなのかしらね』と友人たちと心配をしました。
が、
今回のステージは
ご自身もおっしゃっていましたが
『習志野のリベンジができました』と
客席に二郎さんの思いがひしひしと伝わってきて
1曲目から感動で涙ぐんでしまうほどでした。
二郎さんのファンの友人(この日の彼女はレミゼ観劇をしていました)と交代してあげたかったです。
二期会のオペラ歌手の方々ですから
本業のオペラのアリアもご披露して下さり
後宮からの逃走より「元気よく歌い元気よく争おう」 高野二郎さん
アルルの女より「フェデリコの嘆き」 高田正人さん
ドンカルロより「ロドリーゴの死」 成田博之さん
カヴァレリア・ルスティカーナより「シチリアーナ」 樋口達哉さん
全員で
椿姫より「乾杯の歌」を歌って下さいました。
生の声を身体全体でコントロールすることが声楽家としての技量であり、魅力ですが
聴いていますと
『やっぱりオペラの方たちなんだ』と当たり前の感慨にふけります。
究極の芸術はオペラであると改めて思うのです。
後半は、
マイクを持ってミュージカルナンバー等を歌って下さり
彼らの表現力の豊かさとバランス感覚の良さに
『出来る男たち』を実感しました。
ウエストサイド物語より「マリア」「トゥナイト」 高田正人さん
レミゼラブルより「バルジャンの独白」 高野二郎さん
「君のためにPerte] 樋口達哉さん
ティファニーで朝食をより「ムーンリバー」 成田博之さん
日本の歌曲は
言葉の美しさが伝わってきて
生まれ持った声の素晴らしさを本当に羨ましく思いました。
初夏メドレー 夏の思い出~島唄~さとうきび畑~椰子の実
ふるさと
明るい未来
そしてラストは彼らのオリジナル曲
手紙で
じんわりとさせて頂きました(2009年のyoutubeですのでちょっとまだマイクに馴染んでいませんね)
セカンドアルバムをまだ購入していませんでしたので
終演後購入致しましたら
皆さんからサインを頂きました。
100人ほどの方がアルバムを購入したと思いますが
全員にサインを下さってその販促努力にも頭が下がる思いでした。
この日はテノール3名
バリトン1名の変則ユニットでしたが
バリトンの成田さんから
『今日のコンサートはいかがでしたか』と聞かれまして
『成田さんのバリトンは3人分ですので、隅々まで力強い美しさを感じました。』と
調子に乗って応えましたら
『わぁ、嬉しいな~』と
成田さんは両手で握手を求めて下さったのですが
『これが、高井さんだったら。。。。

と大変失礼な思いにとらわれながら
握手を受けたわたくしでございました。
はぁ~

2013年03月26日
後味ピリッとクレソンのサラダ
この時期は
花冷えのせいで
体調を崩すことも多いですね。
わたくしはお蔭さまで元気ですが
お部屋はまだ暖房を入れています。
先週末、
オペラ観劇デビューの友人を伴って
横浜まで行って参りました。
ここ1年ほどは、いつも持ち歩いているはずのカメラを忘れて行ってしまいまして
さきほど、撮りましたプログラムがこちらです。

タイトルロールを演じられた砂川涼子さん。
素晴らしいヴィオレッタを演じて下さり、
その技術に裏付けされた歌唱力に
『ブラヴァ~
』です。
相手役の福井敬さんは
日本を代表するテノール歌手ですが
その圧倒的な存在感が
純朴な田舎の青年アルフレードというより、
福井さんにしか見えなかった・・・・・のです(←消極的ではありますが、誉めてます)
バリトン好きのわたくしとしては、
やはり黒田博さん のジェルモン(アルフレードのお父さん)が出てくると
とても自己中心的で嫌な役なのに
優雅でジェントルマンな歌唱に
すっかり包まれていい気分になってしまいます。
あっという間の3時間でしたが、
友人がお隣に座っていることをすっかり忘れてしまい
舞台に入り込んでしまったわたくしでした。
カーテンコールで
砂川さんが、感極まって涙ぐむシーンがあったのですが、
福井さんと黒田さんのお二人が
優しく手を差し伸べるお姿がとても感動的でした。
素晴らしい舞台は、いつまでも心に残るものですね。
また明日にでも行きたい勢いです
あっ、すっかりオペラ話で長くなってしまいましたが
本日のタイトルのクレソン。
後味がピリッとくる辛みがとても好きです。
お肉の付け合わせとして頂くことが多いのですが、
マッシュルームとネーブルオレンジと共にサラダにしてみました。
やや多めに玉ねぎを入れたフレンチドレッシングをかけて頂きました。

アボカドとエビのサラダにもみじん切りの玉ねぎを入れますと
引き締まったお味になりますね。

そして、本日のメインは
イシモチのアクアパッツアです。
淡白なお味ですが、
アサリやオリーブなどの塩分で調味料はいれなくても大丈夫です。

肌寒い一日でしたが
お食事は春を意識して華やかなカラーでまとめてみました。
寒暖の差が気になりますが、
皆様もお風邪などめしませんようにお過ごしください
花冷えのせいで
体調を崩すことも多いですね。
わたくしはお蔭さまで元気ですが
お部屋はまだ暖房を入れています。
先週末、
オペラ観劇デビューの友人を伴って
横浜まで行って参りました。
ここ1年ほどは、いつも持ち歩いているはずのカメラを忘れて行ってしまいまして
さきほど、撮りましたプログラムがこちらです。
タイトルロールを演じられた砂川涼子さん。
素晴らしいヴィオレッタを演じて下さり、
その技術に裏付けされた歌唱力に
『ブラヴァ~


相手役の福井敬さんは
日本を代表するテノール歌手ですが
その圧倒的な存在感が
純朴な田舎の青年アルフレードというより、
福井さんにしか見えなかった・・・・・のです(←消極的ではありますが、誉めてます)
バリトン好きのわたくしとしては、
やはり黒田博さん のジェルモン(アルフレードのお父さん)が出てくると
とても自己中心的で嫌な役なのに
優雅でジェントルマンな歌唱に
すっかり包まれていい気分になってしまいます。
あっという間の3時間でしたが、
友人がお隣に座っていることをすっかり忘れてしまい
舞台に入り込んでしまったわたくしでした。
カーテンコールで
砂川さんが、感極まって涙ぐむシーンがあったのですが、
福井さんと黒田さんのお二人が
優しく手を差し伸べるお姿がとても感動的でした。
素晴らしい舞台は、いつまでも心に残るものですね。
また明日にでも行きたい勢いです

あっ、すっかりオペラ話で長くなってしまいましたが
本日のタイトルのクレソン。
後味がピリッとくる辛みがとても好きです。
お肉の付け合わせとして頂くことが多いのですが、
マッシュルームとネーブルオレンジと共にサラダにしてみました。
やや多めに玉ねぎを入れたフレンチドレッシングをかけて頂きました。
アボカドとエビのサラダにもみじん切りの玉ねぎを入れますと
引き締まったお味になりますね。
そして、本日のメインは
イシモチのアクアパッツアです。
淡白なお味ですが、
アサリやオリーブなどの塩分で調味料はいれなくても大丈夫です。
肌寒い一日でしたが
お食事は春を意識して華やかなカラーでまとめてみました。
寒暖の差が気になりますが、
皆様もお風邪などめしませんようにお過ごしください

2012年03月22日
ようこそ、北の大地からお越しくださいました♪♪
『暑さ、寒さも彼岸まで』と申しますが
肌寒さと柔らかな陽射しが交互にやって参りますね。
20日に
浜松のアクトシティで催されました
札幌交響楽団の演奏会に行って参りました。
浜松市と札幌市の
音楽文化都市交流事業の一環として
今回、札響を浜松にお招きしたそうです。
札響と言えば、
札幌在住時に
あの Kitaraで何度か聴いたことがありますが
2009年に東京公演で演奏された
オール・エルガー・プログラムが忘れられません。
居住まいを正して聴く、
そんな印象を受けた素晴らしい演奏でした。
今回のプログラムは
ベートーヴェンの
交響曲 第7番 イ長調 op.92
と
交響曲 第5番 ハ長調 op.67 運命
です。
どちらの曲も
尾高さんの力強い指揮に
オケが悠然と付いてくる感じがしました。
尾高さんの意図するベートーヴェンを
スポンジが水をグイグイ吸収するように表現をしていて
視聴覚に訴える演奏でした。
客演で指揮をされている方ではなく
札響との絆が深い尾高さんならではの演奏ですから
お互いの息がピッタリなのは当然かもしれませんね。
札響の方達が
演奏前に客席に向かって
にこやかな眼差しを送って下さったことで
聴く側も
『ようこそ、お越し下さいました。暖かい静岡でゆったり演奏して下さいね』と
声をかけたくなりました。
アンコールは
尾高さんが
『震災を受けた方達へ捧げます』とおっしゃって
シベリウスの『悲しきワルツ』を演奏してくださいました。
抒情的なメロディーが追悼の気持ちを一層強く感じることができて
舞台と客席の間に
『忘れてはいけないあの日』を再確認させてくれたように思いました。
この日は、
夫の知人ご夫妻とご一緒に
ランチ→演奏会でした。
アクトシティ内にありますこちらでランチを致しました。
鮮やかな赤を基調としたランチです。
冷菜の盛り合わせ
野菜スープ紅色仕立て
海老すり身のトースト揚げ
豚フィレ肉の甘酢生姜炒め
鮮魚の辛子炒め
トマトケチャップ風味の炒飯
そして、デザート
中華を頂いた後は
かなりお腹にきてしまいますが
こちらのランチは比較的胃腸に優しいお味付けでしたので助かりました。
ご一緒したSご夫妻は
美味しい物を頂くことに大変積極的でいらして
静岡の美味しいお店を色々ご紹介下さいました。
お二人の仲睦まじい雰囲気を見習って
わたくしも
優しい妻を演じようとしましたが、
5分で演技も終了~となり
『まっ、これが自分さ

開き直ってしまう
愚かな妻でございました。