2014年10月30日

秋日和・クレマチスの丘にて(その2)

秋の色、あるいはもうXmasを意識してアートしたプリマヴェーラ

画像が曲がっていて申し訳ありません。






ヴァンジ庭園を見下ろし、開放的な空間に

ゆったりとテーブルを配置してあります。


わたくしたちは次の間的庭園に隣接したお席に案内して頂きました。

画像は、ラストの小菓子とお飲み物をサーブして頂いている所ですが

こんな感じで2時間半を過ごしました。










気泡が散りばめられているプレート、素敵なナプキンリング

ドキドキしながらお献立を拝見いたしました。





まずはワインですが

これまたなんの造詣もなく飲むだけのわたくしとは違って

お任せして安心なhiroyoさんとソムリエ氏がしばらくの間、ご相談をなさっておりましたが

ソムリエ氏が彼女の質問に丁寧に答えて下さり

リストには載っていない北イタリアのワイン、

ランゲ・ビアンコ・トレウーヴェ2006年(マルビラ)

思い切り舌を噛みそうな、そして、暗記するのはもはや諦めるしかない白をセレクトして下さいました。







ソムリエ氏のお薦め下さるこのワイン、

光沢のある濃いワインですが、

1杯目よりも2杯目のほうが深い余韻に浸ると言いますか

ガブガブ派のわたくしには勿体ないようなお味でした。

爽やかでありながら、蜜のような濃厚な口当たりです。







トランペットカボチャとトリコッタチーズのクレーマ・茸を添えて

冷製スープですが、あまり濃厚さがなくカボチャ自身の甘みを感じます。

茸はちいたけとその名の通り小さな椎茸です。






秋の畑の野菜と南イタリア産のハム

塩分が控えめの生ハムでしたが(サンダニエーレ産)はフリットしたお野菜と一緒に頂くとちょうど好い加減です。

有機ハーブも添えられてお口の中で香ります。


左上にありますオリーブの器に、卓上にありますローズマリーを入れて浸しますとその香りがパンに移り美味しく頂きました。






秋刀魚と里芋のテリーナ・ミントと柚子のヴェネグレット


秋刀魚と里芋、まさに秋の味覚ですが、この取りあわせはなかなか素人では思いつかないですね。






わたくしの目の前にお座りになったkyokoさんが

この借景に流れるがとても心穏やかになります』とおっしゃっていましたが

確かに、優雅にランチというよりも清々しいが側にいてくれる感じがいたしました。

日頃、多忙を極めるkyokoさんの心をホッとさせる何かが働いていたのかもしれません。



燻した香りをつけたモチ豚肉のサルシャチャと甘長唐辛子のスパゲティーニ

モチ豚の腸詰がとてもボリュームがありそうで
ワァっface08』と思ったのですが

全体的にオイリーさがなく、甘長唐辛子が緩和してくれたのでしょうか、『まだサルシャチャいけるface18』でした。









石で焼いた五郎島金時芋を詰めたトルテッリ・セージバターの香り

ラビオリみたいな感じですが、違いはわかりません。

セージバターがあっさりとした仕上げになっているので、脂~という感じがしません。
抗菌作用があると習ったセージですが、オイリーなお料理にはベストなハーブなのかもしれませんね。








畑の栗の木のセミフレッド

アイスのようなケーキです。甘みも抑えてあります』とサーブして下さった方がおっしゃいました。

イタリアでは定番のドルチェだそうですねicon12

お味は。。。。わたくし的には普通でしたicon10








梨とモスカートのジュレ

コースの最後は、ジンジャー風味のジュレでお口をさっぱりと





食後のお飲み物は

皆さん思い思いにハーブティー、静岡紅茶、エスプレッソ、カプチーノと楽しんでおられました。

わたくしは、カプチーノを頂きました(シルキーなillyのカプチーノ、美味しい~icon12












1度は伺ってみたかったクレマチスの丘・プリマヴェーラ企画に、いつも親しくして頂いている皆様と

『感じることを愉しむ』ひとときを過ごせました。

お忙しい方ばかりですのにこの日を空けて下さいましてありがとうございました。


クレマチスの丘を静かに吹く風、

プリマヴェーラでしか味わえない清涼な一皿、一皿、

うっとりとする不思議な丘に集えて

『良い人になろう~』と脈絡もなく思うわたくしでありました。


クレマチスが咲き誇る季節にまたお伺い致しましょう~icon12icon12



  


Posted by 薫子 at 16:08Comments(2)ランチ