2013年11月20日
ジーザス・クライスト=スーパースター(エルサレム・バージョン)
時候の挨拶の締めくくりに
『気温の変化にお風邪など召しませんように

言っている自分が
喉風邪をひいてしまいました。
普段から家族を顧みない行動をとっているので
誰からも同情されないことはわかっておりますが
『それでも行かねばならぬ

夫から
『お・い・そ・が・し・そ・う・で・す・ね』とメールが来ましたが
『の・ど・が・い・た・い』と返信しておきました。
と、嫌な感じのやりとりはどうでもよろしくて。。。。。
2007年12月
京都劇場で拝見したあの日から封印していました作品
『ジーザス・クライスト=スーパースター』
大司教カヤパ役に高井さんも9年ぶりのキャスティングです。
画像がブレブレで申し訳ありません

観劇仲間のTさんに取って頂いた
舞台を肌で感じることのできるお席で拝見することができました。
いつもお世話になります


キャストボードの脇に
可愛らしいクリスマスツリーも。
ジーザスが十字架にかけられる前の7日間を描いたこの作品は
エルサレムの土埃が舞う傾斜舞台の上で繰り広げられます。
群衆の熱みたいなものが
舞台の雰囲気を大きく左右するのですが
冒頭の群衆の歌声が綺麗にまとまりすぎて
『N〇K合唱コンクール、東海地区予選みたいな雰囲気だ~

感情を出し過ぎて役者が溺れてしまうのはいけませんが
観客に迫ってくる鬼気がないのも少し寂しいものです。
ユダを演じておられる四季のマルチ俳優の芝清道さん は
かつては声量で物を言わせるタイプだったのですが
むしろ、その声量に頼らない今のユダのほうが
溢れる感情を冷静に演じていらしてわたくしはいいなと思いました。
昨年、ジーザスデビューをされた神永東吾さん は
ビジュアルの美しさでは
歴代ジーザスの中では間違いなく№1だと思います。
が、
声質が軽いせいでしょうか
やや平板な印象を受けて
言葉に重みが欲しいなと思いました。
しかし
『ゲッセマネの園』からの神永さんは
普通の青年ジーザスから
一声、一声に悲しみをたたえ深い思索の中で死に向かいゆく無力な青年を演じておられました。
そして、
高井さん演じるカヤパ大司教の登場で
劇場に地響きを起こす勢いのお声に精度が一気に上がっていきました。
オペラでもそですが、
テノールの方が主役、バリトンは脇役になりますが
物語の上ではキーパーソンとなる重要なポジションが多いですね。
まさに、
『悪』に徹する演技をしようと努力されていましたが
声の重厚感と演技の幅がアンバランスで
プリプリ怒っている可愛いオッサンでした

過去の
伝説のジーザス・柳瀬大輔さんの舞台は
観客までを狂気のエネルギーに巻き込むような中毒性のあるもので
終演後、なかなかその世界から抜け出せない
『あれはいったいなんだったのだろう』と懐かしささえ感じます。
今回は
無力で人間的な弱さを持つ普通の人間ジーザスと
神の子と言われ、教えを説こうと威厳を保つジーザス
その二つの顏をはっきりと演じられた神永さんを
冷静に受け止めることができました。
舞台を経るごとに成長される神永さんを拝見する楽しみもありますね。
ノンストップで1時間45分の舞台が、
とても早く感じたことの解明は
ご一緒したmichikoさんと次回お目にかかった折にお話しすることにします。
今日は、
喉の痛みも消えて元気になりましたが
おとなし~く自宅で過ごしております。
皆様も、どうぞご自愛くださいませね(←あまり、説得力もございませんが、一応言ってみました)
