2013年08月26日
バルジャンもジャベールもいる二都物語♪♪
11月の
『レ・ミゼラブル』凱旋公演が待ちきれず
所用を手っ取り早く済ませて(ではなく、次回に持ち越しにしまして

ちょこっと帝劇へ行って参りました。
レミゼ以上に・・・(と言いますと語弊がありますが)
ミュージカル界のスターが大集合の
二都物語を拝見して参りました。
3巻に及ぶディケンズの長編小説を、約3時間ほどの舞台にまとめるということは困難であろうと思いますが
演出は、文学座の鵜山仁さん。
鵜山さんは
『ライバルはレミゼ』とおっしゃっていますが
ほぼ歌だけで構成された『レミゼ』と比べると非常に台詞の多い作品です。
ストーリーはこちらからどうぞ
原作を読んでいないせいもありますが
場面の転換が激しくて
ストーリーについていくのに必死でしたが

主役のシドニーを演じる井上芳雄さんの、徹底した「ダメ男」っぷりに
客席のあちらこちらから笑いが起こります。
2幕に入りますと
もう一人の主役チャールズ演じる浦井さんの身代わりになる
芳雄さんの演技に引き込まれて行き
断頭台へと登りゆくラストは
その美しい表情と清々しい歌に
隣近所から涙と鼻をすする音が聞こえ
芳雄さんファンの皆様の愛を感じます

わたくしには高嶺の花である芳雄さんですが
ツツツ~~~っと涙が出て参ります

ミュージカル界のプリンス、井上芳雄さん、流石でございます

そして、
脇を固める皆様方は
バルジャン役者の今井さん、橋本さん
ジャベール役者の岡さん
新レミゼにはご出演なさいませんが
歌声をお聴きすると
『あ~、今井バルジャンと岡ジャベールの対決をもう一度拝見したい』と
その思いにとらわれて涙が出てくるのであります。(←半分、悔し涙ですな)
帝劇デビューとなった濱田さんは
帝劇の隅々にまで響き渡る歌声の確かさ、存在感に圧倒されます。
負のパワーを表現させたら右に出るものはいないのではと
今回の舞台でも健在、
彼女が登場すると帝劇という劇場でさえ緊張感に包まれます。
四季時代、彼女の作品にどれだけ感動をもらったか
もう、四季の舞台で拝見することはかないませんが
これからも濱田さんを応援したいと思います。
断頭台へと向かうシドニーが歌う
『この星空』をお聴き下さい。
衣装を着けた井上シドニーは更に美しく哀しい佇まいでした

芳雄さんは、プリンスだな~


再確認した舞台でもありました。
(わたくしのプリンスは、やっぱり高井さんで~す


もう一度、観ることができたら
もっと舞台に入り込み楽曲に感動できるのでしょうが
再演を楽しみに待つことに致します。
華やかな舞台をありがとうございました

そして、

