2013年08月23日
行合の空に懐石を頂く
相変わらずの猛暑が続いておりますが
昨日、ふと空を見上げましたら
入道雲の合間に微かですが鰯雲が見えました。
本日は二十四節気の処暑
暦の上では暑さが峠を越えて後退し始める頃です。
あれほどまでに騒がしかった蝉たちの姿も微かになり
やはり秋は近づいているのですね

蝉は静かになりましたが騒がしさを残して帰ったriku


昨日は、
親子3人でリニア鉄道館へ行ったそうです


『お土産に味噌煮込みうどん をお願いね』と
電話口のrikuに言いましたら
『ニソミコミうどん

期待しないで待っています

食物アレルギーのあるrikuは
和食中心のお食事です。
先週末
大井川のブランド鰻をrikuのためにお願いを致しまして
温石さんで夕暮れ時の懐石を頂いて参りました。
お伺いするたびに
心奪われる鮮やかな八寸です。
奥にありますグリーンの蓮華の中は万願寺唐辛子のすり流しです。
雲丹を乗せた長芋寒も鮎煎餅も
口に運ぶまでの期待感、
ゆっくり味わう満足感に浸ることができます。
松茸のお椀を頂いたのですが
画像が見当たらず・・・・です

お造りは
南鮪、ばち鮪、
初めて頂きました高級魚のきじはた(三保)ですが
東京の有名料理店に送られるそうですが
若旦那さんの日頃の情熱を認めて頂いて
こうやって我々の口にも入るなんてありがたいことですね。
脂と旨みが調和していて
『素人のわたくしが頂いては申し訳ない』お味でした

rikuが楽しみにしておりました大井川のブランド鰻のかば焼き
鰻を見るなり
『いい匂~~い』と言って
じっと見つめておりましたが
瞬く間に完食してしまいました。
アレルギーがあるせいで偏食傾向にあるrikuが
黙ってひたすら頂く姿に
大人たちは感動を覚えます。
金目の酒焼きを蓼酢で頂きます。
炊き合わせの冬瓜の上に鰻が

自分で炊く冬瓜はお味がしみこむ前にユルユルになってしまいますが
このしっとり感はどうやって出すのでしょうか・・・・・(そっと教えて下さいませ

札幌に住んでいました頃は
ふっくら太った新さんまのお刺身を普通に頂いておりましたが(お値段も高くなかったんですよ

所変わって
新さんまのご飯を頂ける喜びは
『ありがとう』の一言に尽きます。
水菓子を頂くころには
お腹がいっぱいになって参りました。
rikuの1歳のお祝いをさせて頂いたのをきっかけに
温石さんに時々伺うようになりました。
そのrikuもそろそろ4歳になります。
毎回、
新鮮な感動を受けるお料理の数々ですが
温石さんが食材を大切に思い
手間をかけて調理して下さるからこそ
幸せな時間を過ごすことができるのでしょう。
これからも
温石さんの空間に相応しい客としての振る舞いを心がけねばと思いました。
そして、
お互いの気遣いを往復させることができたら嬉しいですね。
ごちそうさまでした

