2012年05月20日
『耳なし芳一』 群読 小泉八雲記念館
小泉八雲記念館主催
小学生対象の
『こども朗読会』で
耳なし芳一の群読をして参りました。
群読・・・・?
聞き慣れない言葉ですが、
一人で読む朗読に対して
登場人物を演じる人と
地の文を語る人に分かれて読み進めていくのが
群読と言います。
基本的にキャストは代表に決定権がありますが、
『寺男の役をお願いします』(一番台詞が少ないので)
と言い残して
翌週のお稽古日はお休みをして東京へ行ったのです。
数日後、我が家に朗読グループの副代表から1本の電話が・・・・・

『代表からの伝言で、今回は薫子さんに語り をやって頂きますのでよろしくお願いします』
『えっ、わたくし寺男じゃないんですか?』
耳なし芳一の上演時間は、30分余りです。
そのうち、
語りはですね、
25分弱しゃべり続けるわけです

なんとか回避しようにも
予想を超える驚きに直面すると
人間って黙っちゃいますね


で、語りを受ける羽目に、
相成りました~~

腹式呼吸から始まり
ストレッチを経て
1場面ごとの読み合わせを重ねること2か月。
『過度な感情移入は不要じゃないっすか???』と
心で思うわたくしでありましたが、
思うだけで、口に出せる状況にはまったくなく、
劇団四季の浅利代表がよく言う
『見るは天国、やるは地獄』ってフレーズを思い出しました。
そして、
本日、
大勢のお子様とお付添いの大人の方の前で
なんとか語ることができました。
壇ノ浦の合戦のシーンは、
声の限りに凄まじさを表現したつもりです。
会場が、シーンと静まり返り
集中した一瞬も感じることが出来ました。
群読は、
演じる方との呼吸も合わせなくてはいけませんし、
なにより、
聴いて下さる方に場面を想像して頂くことが大切だなとつくづく感じます。
無事に終了してホッとしていましたら、
『6月から9月までの5回、〇〇小学校の朗読の時間に、この作品をしますので、
薫子さん、引き続き頑張って下さいね

あたしゃ、もう嫌だよ~~~

