2011年12月18日

師走の候 心穏やかに懐石を



師走と聞いただけで

雑事に翻弄されるわたくしですが

温石さんに足を一歩踏み入れますと


静寂な空気がす~っと流れ

穏やかな気持ちになります。





本日は、

夫の友人isご夫妻をお誘いして

『聖夜の懐石』を頂いて参りました。





先付は、湯葉とユリ根のムース・お出汁・グリンピースのソースの3階建て

クリスマスリースのように鮮やかなグリンピースのソースが美しすぎて

混ぜて頂くのが勿体ない気分です。






初めて温石さんにいらしたisご夫妻は

先付を召し上がった段階で

『お出汁とムース、グリンピースソースが口の中で一体化してとても美味しい~』とおっしゃいました。



(まだまだ、始まったばかり、これからもっと驚きますよface02






八寸は、雪に見立てた塩の上にゆず釜。 中には、早くもたけのこが(岡部で採れたそうです) マテ貝と共に。

    境港の松葉ガニ、 白子、マスカルポーネ和えの塩辛、鴨もあります(画像では隠れていますね)


目に鮮やかに、豊かな味が広がります。




    





お椀は、

赤穂の牡蠣と蕪蒸し。

小ぶりの牡蠣の濃厚なお味が、蕪に守られて 










isご夫妻のが

『素材の良さはもちろんですが、趣向をこらした美しさと美味しさに驚きます』と言って下さいました。



お造りもいつものように新鮮で








焼き物は、鰆の味噌焼き、

添えてある下仁田ネギのおかき揚げも香ばしく むかごが可愛らしいです。








炊き合わせは

帆立、お出汁を含んだエビ芋が思いのほかボリュームがあります。







普段は、パンが好きなわたくしですが、

温石さんのご飯は本当に美味しくて、

『御代わり下さい』と言いたくなります。







フルーツは、織部(ですよね)の器に洋梨。そしてクコの実が鎮座して。

クリスマスの演出なんでしょうね~、素晴らしいicon12






isご夫妻は、


『時々和食処に行きますが、見た目の美しさがあってもお味が・・・emoji03な所が多かった』

『でも、今日は、どのお料理も本当に満足です』



と言って下さり

お連れした甲斐があったな~と嬉しくなりました。




奇しくもisご夫妻とは

結婚記念日が一緒と伺い、

その日は、また温石さんで一席設けることができましたら嬉しいです。


若旦那さんと奥様、可愛いさかりのお嬢様、

そして親方まで出ていらして、お見送りをして下さいました。


師走の日差しが柔らかく、

なんとも穏やかな焼津の午後でした。



ご馳走さまでした。

また、伺いますね~face02  


Posted by 薫子 at 19:36Comments(0)美味しくて幸せ