2011年10月07日
オペラ座の怪人
4年半ぶりに
東京に戻ってきた『オペラ座の怪人』。
10月1日に開幕をしまして
わたくしは、翌2日に拝見して参りました(←ご存知ですよね、散々騒いで出かけましたものね
)

心に残るたくさんの思い出がある汐留に
こうやってまた足を運べる喜びでいっぱいです。

開幕を飾った高井治さんのお名前をキャストボードで拝見しただけで
胸にくるものがあり

オーケストラの指揮が
吉住典洋さんであることに(←素晴らしい指揮をされる方なんです)
かなりの感動を覚えて
『今日は、盆と正月が一緒に来たような』喜びに満ちた開演前のひとときでした。

『オペラ座の怪人』は、
なんと申しましても、華麗な舞台装置と楽曲の美しさにあります。
『落札』と言うオークショナーの重厚な響きで始まり
オーヴァチュアーへと続きますが
舞台は、
次々と上がるドレープ、
プロセニアム・アーチに取り付けられている見事な彫像、
キラキラ輝くシャンデリア

天才的な芸術の才能を持ちながら
母でさえ疎んでしまうその醜い容姿のファントムが愛したのは
幼くして父を亡くし、ファザコン気味のクリスティーヌ。
クリスにとって
ファントムは、『音楽の天使』であり、父親的な存在ですが
ファントムにとって、
クリスは、一人の美しい女性として
自分の手中に収めておきたい存在なのです。
しかし、
ラウル子爵の登場によって
クリスの心はファントムから離れていきます。
半年前に京都公演で拝見した時と同じく
高井さん(ファントム)
中井さん(ラウル)
笠松さん(クリスティーヌ)
のお三人さんでした。
笠松さんのお声は伸びやかで、とても気持ちよさそうに歌っていらっしゃいました。
ただ、もう少し
ファントムと、ラウルの間で激しく揺れ動く感情を出して頂けたら・・・
とファントム派としては
『それじゃぁ、ファントムが可哀想ジャン』って思ってしまいます
中井さんは
京都公演でデビューされ
そのお声の良さは、
『レ・ミゼラブル』に司教様役でご出演された時から
「いつか、四季に来て下さらないかな」と希望していましたので
それが叶いとても嬉しかったです。
ラウルは一途でなくてはいけませんから、
クリスを愛することも
ファントムを憎々しく思うことも
あまり深く思い込んではいけない・・・とわたくしは思っています。
でも、子爵さまですから
生まれ持っての気品がないことには
クリスだって惚れたりしませんものね。
京都公演での経験を経て
頼もしい子爵様になっておられました。
そして、
東京公演の初日を堂々と飾って下さった高井さんは
やっぱり、
『オペラ座の怪人は凄いらしい』のキャッチコピー通り
『オペラ座の高井さんは凄い』
と今更ながら、思った薫子です。
1500回以上、ファントムを演じ続けていらっしゃる高井さん。
ファントムの持つ、
純粋さと残虐性を
高井さんのハイバリトンによって
一音、一音が際立って、美しい響きになります。
この日の高井さんは、絶好調ではなかった(とわたくしは思いましたが・・)
今まででしたら、
力任せに歌い飛ばすところを
丁寧な演技を加えることによって
メリハリのあるファントムだったな~と思いました。
ラスト、
ラウルとクリスを
自らの意志で逃がした後の
感情の爆発力が半端ではなく
会場のあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきたので
『あ~、誰もがファントム派なんだな~』と
今、こうしてキーボードを打ちながら思っています
割れんばかりの拍手とは、このことなんだなと思うカーテンコール


にこやかに登場された高井さんを拝見して
この舞台だけのために、静岡から(実際は違いますが
)
汐留にきたことは正しかった
と思うひとときでした。
カーテンコールが終わり、
高井さんが、
コンダクターの吉住さんへ握手を求め
お互いに硬く握りしめた手がとても綺麗でした。
吉住さんの指揮は
パワフルであっても出過ぎた感は全くなくて
オケの方達に
『この音は、どこへ向かっていくのかな』と問いかけているような感じがして
ビジュアルもインテリ風でとても薫子好みであります
感動の舞台の後は
前回の公演時に度々訪れた懐かしい場所へ

ご一緒に感動を分かち合ったMちゃんと乾杯~

『舞台の感動で、胸がいっぱ~い』と言いつつ

あれこれ、オーダーをしたわたくしに

「そんなにお腹空いてるなら、ワタシの分も食べたら』とMちゃんに言われ


あやうく、ハンバーガーを取り上げそうになったワタクシでございました

明日は
オペラ座仲間の面々が、汐留へいらっしゃるそうです(今、メールが・・・
)
行きたいけれど。。。。
行きたいけれど。。。。
行きたいけれど。。。。
Rくんが来ちゃうんですよ~
東京に戻ってきた『オペラ座の怪人』。
10月1日に開幕をしまして
わたくしは、翌2日に拝見して参りました(←ご存知ですよね、散々騒いで出かけましたものね

心に残るたくさんの思い出がある汐留に
こうやってまた足を運べる喜びでいっぱいです。
開幕を飾った高井治さんのお名前をキャストボードで拝見しただけで
胸にくるものがあり
オーケストラの指揮が
吉住典洋さんであることに(←素晴らしい指揮をされる方なんです)
かなりの感動を覚えて
『今日は、盆と正月が一緒に来たような』喜びに満ちた開演前のひとときでした。
『オペラ座の怪人』は、
なんと申しましても、華麗な舞台装置と楽曲の美しさにあります。
『落札』と言うオークショナーの重厚な響きで始まり
オーヴァチュアーへと続きますが
舞台は、
次々と上がるドレープ、
プロセニアム・アーチに取り付けられている見事な彫像、
キラキラ輝くシャンデリア


天才的な芸術の才能を持ちながら
母でさえ疎んでしまうその醜い容姿のファントムが愛したのは
幼くして父を亡くし、ファザコン気味のクリスティーヌ。
クリスにとって
ファントムは、『音楽の天使』であり、父親的な存在ですが
ファントムにとって、
クリスは、一人の美しい女性として
自分の手中に収めておきたい存在なのです。
しかし、
ラウル子爵の登場によって
クリスの心はファントムから離れていきます。
半年前に京都公演で拝見した時と同じく
高井さん(ファントム)
中井さん(ラウル)
笠松さん(クリスティーヌ)
のお三人さんでした。
笠松さんのお声は伸びやかで、とても気持ちよさそうに歌っていらっしゃいました。
ただ、もう少し
ファントムと、ラウルの間で激しく揺れ動く感情を出して頂けたら・・・
とファントム派としては
『それじゃぁ、ファントムが可哀想ジャン』って思ってしまいます

中井さんは
京都公演でデビューされ
そのお声の良さは、
『レ・ミゼラブル』に司教様役でご出演された時から
「いつか、四季に来て下さらないかな」と希望していましたので
それが叶いとても嬉しかったです。
ラウルは一途でなくてはいけませんから、
クリスを愛することも
ファントムを憎々しく思うことも
あまり深く思い込んではいけない・・・とわたくしは思っています。
でも、子爵さまですから
生まれ持っての気品がないことには
クリスだって惚れたりしませんものね。
京都公演での経験を経て
頼もしい子爵様になっておられました。
そして、
東京公演の初日を堂々と飾って下さった高井さんは
やっぱり、
『オペラ座の怪人は凄いらしい』のキャッチコピー通り
『オペラ座の高井さんは凄い』
と今更ながら、思った薫子です。
1500回以上、ファントムを演じ続けていらっしゃる高井さん。
ファントムの持つ、
純粋さと残虐性を
高井さんのハイバリトンによって
一音、一音が際立って、美しい響きになります。
この日の高井さんは、絶好調ではなかった(とわたくしは思いましたが・・)
今まででしたら、
力任せに歌い飛ばすところを
丁寧な演技を加えることによって
メリハリのあるファントムだったな~と思いました。
ラスト、
ラウルとクリスを
自らの意志で逃がした後の
感情の爆発力が半端ではなく
会場のあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきたので
『あ~、誰もがファントム派なんだな~』と
今、こうしてキーボードを打ちながら思っています

割れんばかりの拍手とは、このことなんだなと思うカーテンコール



にこやかに登場された高井さんを拝見して
この舞台だけのために、静岡から(実際は違いますが

汐留にきたことは正しかった

カーテンコールが終わり、
高井さんが、
コンダクターの吉住さんへ握手を求め
お互いに硬く握りしめた手がとても綺麗でした。
吉住さんの指揮は
パワフルであっても出過ぎた感は全くなくて
オケの方達に
『この音は、どこへ向かっていくのかな』と問いかけているような感じがして
ビジュアルもインテリ風でとても薫子好みであります

感動の舞台の後は
前回の公演時に度々訪れた懐かしい場所へ
ご一緒に感動を分かち合ったMちゃんと乾杯~
『舞台の感動で、胸がいっぱ~い』と言いつつ
あれこれ、オーダーをしたわたくしに
「そんなにお腹空いてるなら、ワタシの分も食べたら』とMちゃんに言われ
あやうく、ハンバーガーを取り上げそうになったワタクシでございました


明日は
オペラ座仲間の面々が、汐留へいらっしゃるそうです(今、メールが・・・

行きたいけれど。。。。
行きたいけれど。。。。
行きたいけれど。。。。
Rくんが来ちゃうんですよ~
