2012年12月06日

真・行・草 おもてなしの心

北風が音を立てて吹き荒れた一日でしたね。

本日は、ウォーキングをお休みしました。





さて、

温石さんでのお料理教室の続きです。

八寸の盛り付けから参りましょうか。



ゆり根(焼きうにのせ)

巻海老

銀杏



そして、巻いてない伊達巻をご用意くださいました。







真・行・草

茶道を始め

書道、

美術、

建築、

芸能、

そして、礼法
の分野でその理念が生かされています。




格式の高い順から

真 (フォーマル)

行 (セミフォーマル)

草 (カジュアル)

となります。



まずは、真の盛り付け をご覧下さい。

角盆に整然と盛り付けられた、海の物、山の物たちです。

合理的な配置だと思いませんか。

華美にならない品格を感じますね。








行の盛り付けは、

クリスマスを意識して

目を楽しませてくれますね。


どの盛り付けにも言えるそうですが、

赤の物を中心にすることで

見た時の気持ちを中心部に集中させることができるそうです。







そして、草の盛り付けは、

ビジュアルを重視したモダンで斬新、自由な雰囲気がありますね。








皆様は、どちらの盛り付けがお好みでしょうか。









わたくしの感想ですが

真・行・草

どちらも必要に応じて使い分けることがあると思いますが


その根底に

相手(召し上がって頂く方)に心を込めておもてなしをするという気持ちさえあれば


頂く側も謙虚な気持ちになり感謝をして下さるのではないでしょうか。


と、能書きを並べ立てるのはこれくらいにしまして





お座敷で実食です。






お献立はこちらです。











草の盛り付けの器から、取り分けました。

実習で盛り付けました向附、加減醤油で頂きます。







椀盛りは、

合鴨、ねぎ、大根 柚子 

合鴨の上の黒胡椒の香りに心地よい刺激を受けます。








焼肴は、目鯛の味噌幽庵焼き。

蕪のソースが目鯛の旨みを引き立てます。

蕪って火を通すと甘味が増しますね。








牡蠣とむかごのご飯

お米にこだわり、調理に手間をかけたご飯、

本当に美味です。








本日のデセールは、


長野パティシエ作

温かいミルクスープ・安納芋のニョッキです

ニョッキの中には生チョコレートが仕込まれています。

アーモンドの豊かな香りがミルクと重なります。








ゆっくりと頂くお懐石料理は、非日常の世界ですねemoji08





そして、

とても嬉しいご報告を若旦那さんより頂きました。



長野パティシエが

『ふじのくに食の都仕事人』平成24年度 受賞されました。


志の高さ、

真摯な姿勢

お仕事に対する情熱



長野さんの受賞を伺い、

納得がいくと同時に、これからの長野さんへの期待が深まります。


本当におめでとうございます








お花をどうぞお受け取りくださいemoji49











真・行・草



日本人としての美意識を意識しながら

丁寧に暮らす ことを改めて感じた一日となりました。


お集まりいただきました皆様

準備、ご指導下さいましたお三人の皆様


心豊かな一日をありがとうございました。


  


Posted by 薫子 at 19:22Comments(4)