2012年08月23日

オートクチュールなひととき TETSUYA SUGIMOTO

東京から、友人のmichikoさんがお越しになり

以前から伺ってみたかった

フレンチレストランのTETSUYA SUGIMOTOさん

ディナーを頂いて参りました。


予約の段階で、要望を聞かれましたので

『美味しいワインとそれに合わせたお料理をお願いいたします』と

なんだか具体性に欠けたオーダーをしました。




やや辛口のフランス産シャルドネでまずは、乾杯を

癖のない味ですのでお料理を引き立たせますね。







こちらのレストランは、

静岡県の食材にこだわり

生産者の方との信頼関係の元で

シェフが直接仕入れていらっしゃるそうです。



前菜1品目は、茄子と雲丹です。

とろりと口に広がる濃厚な雲丹に

二人は同時に

『美味しい~』






前菜2品目は

焼津産の鯵のタルタルです。

今でも、このタルタルを口に入れた瞬間を思い出しますと。

ふんわりと幸せを感じます。





そして、

初めて頂いた浜松産の緑なす、上にはスペイン産の生ハムが乗っています。

おかひじきの素揚げが生ハムの塩気を緩和します。






ナイフを入れると、美しい緑が。

梅肉を挟んで、ふっくらさっぱりのお味です。






さて、

お次は、3種類のズッキーニに挟まれた

用宗産のメイゴです(グチの仲間・・・? 聞き漏らしましたface16


淡白なお味ですが、

三者三様のズッキーニと共に楽しみました。









メインは、富士宮産の、

ランドレース

ヨークシャー

バークシャー


をかけ合わせて、それぞれの頭文字と

あの有名な海外ブランド名を文字って

ルイビ豚

浜松産のお野菜を添えて。







お時間をかけて、調理したこのルイビ豚は、

ジューシーと言う言葉がぴったりとあてはまる

豚肉界のプリンス、あるいは、プリンセスではないでしょうか。






デザートは

浜松の天神蔵ビールのアイスクリームとパッションフルーツのケーキです。

ビールをアイスクリームにね~、

シェフの想像力を感じます。

パッションフルーツケーキの上に載っている種は、ちょっと舌触りが悪かったです。








この後は、お紅茶を頂きました。



コース終了までの

約2時間半、

とても贅沢で感動的でした。



杉本シェフのお話しをゆっくり伺うことが出来たことも

スペシャルなひとときです。


『生産者の方が丁寧に作った野菜は、それだけで美しく、作り手の心意気を感じます。

     だから、自分の料理にも自分自身が表れていると思います』
     
と熱く語る杉本シェフの一言が、胸に響きました。



そして、

『ちゃちゃっと作った料理は、それなりの味になります』

と、おっしゃる杉本シェフに

『まさにその通りなんでしょうね(と小さく答えるわたくしでした)』⇐ちゃちゃっと作ってます、自分icon10




そして、

『華美にプレートを飾った料理にあまり意味を感じません』
の一言は

研鑽を積み重ねた方の自信を感じました。




もっと、お話しを伺いたかったのですが

夜も更けて参りましたし、

また焼津まで帰宅しなくてはいけませんので

再訪をお約束しておいとま致しました。

ごちそう様でした。




michikoさんも、大変喜んで下さいましたので

お連れした甲斐がありましたemoji49




最後に、ひとつだけよろしいでしょうか。

あの~、店内に蚊がおりましたようで

2箇所ほど、刺されてしまいました。

きっと、ルイビ豚を頂いたわたくしの血はさぞかし美味しかったことでしょう~icon28
  


Posted by 薫子 at 18:57Comments(4)美味しくて幸せ