2011年06月17日

知らざあ言って聞かせやしょう~!!

先週の読み聞かせのお稽古で紙芝居の基礎を代表から教えて頂きましたが


本日は

歌舞伎 『弁天娘女男白浪』(べんてんむすめめおのしらなみ)から

弁天小僧菊之助が、正体を現して名乗る時の台詞でウォーミングアップを致しました。



ご存じの方も多いと思いますが、こんな台詞ですicon26



知らざあ言ってきかせやしょう。


浜の真砂と五右衛門が


歌に残せし盗人の


種は尽きねえ七里ヶ浜


その白浪の夜働き


以前をいやあ江ノ島で


年季勤めの稚児ヶ淵


百味講でちらす蒔銭を


当に小皿の一文子、百が二百と賽銭の


くすね銭せえだんだんに


悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の


枕探しもたび重なり


お手長講の札付きに


とうとう島を追い出され


それから若衆の美人局、ここやかしこの寺島で


小耳に聞いた音羽屋の


似ぬ声色で小ゆすりかたり


名さえ所縁の


弁天小僧菊之助たぁ  おれがことだあ




こちらも合わせてお聴きになってみて下さい





歌舞伎の醍醐味は、

『きめる』ところにあると言われていますが


台詞をびしっと決めることで


観客もスカッとしますよね。



とは、申しましても

読み聞かせのお稽古に歌舞伎の台詞を用いるところが

大変ユニークだな~と思いながら

代表のお手本を聞ききつつ





「七五調のこの台詞をいったい誰が最初に読むのかな~」と・・・・・・思っていましたら





『はい、薫子さんからいきましょう~~~emoji02』   やっぱり・・・face04







もう、
こうなったら、覚悟を決めて


薫子、改め  菊之助になって


『しらざあ言って聞かせやしょう』

始めました。


恥ずかしがっては、いかんemoji02


お腹から声を出して、

最後の台詞をきめるまで、頑張ろうemoji12




そして最後の台詞


『弁天小僧、菊之助たぁ、おれのことだぁ~~』

と言い放つと


皆さんから、拍手を頂き、


代表からも、

『薫子さん、声が良く出ているし、カツゼツがとてもいいね~』




と、

初めて誉めて頂きました。



やればできる子だったんです、薫子はface05







言葉を繰ることは、

緩急、高低、

様々な技術の結集、

そして、そこに感情を込めて初めて第一歩を踏み出すことになるのかもしれません。





先週の課題の紙芝居もなんとかクリアできました。


7月に焼津図書館で、紙芝居を担当致します。



そして、

7月末には

『怖いお話し特集』で

小泉八雲の『むじな』を担当する予定です。







小泉八雲を知るところから、始めなくては・・・・ですねicon53  


Posted by 薫子 at 20:36Comments(6)読み聞かせ

2011年06月10日

紙芝居は、紙・芝居





今日の読み聞かせのお稽古は、

『紙芝居』でした。

文字通り、紙の芝居なので、

木枠で出来た舞台を利用します。

プロセニアムアーチの舞台で

『演出もし、主役、わき役を一人で演じること、読むのではなく語るのが紙芝居です


と代表から一言ございました。








そして、

①  演じ手の立ち位置

②  絵の抜き方

③  声の使い分け

④  演出効果


等、(まだ、あったかも知れませんが、忘れましたicon10

ざっと 説明を受けましたが、


今まで、自分がなんとな~く

紙芝居を語るのではなく、読んでいたことがわかりました。



『はい、では今の説明を踏まえて、薫子さんからどうぞ~icon26




台詞を言うように、語る・・・・・


難しいですface19



『昔、昔~~』と言ったところで


代表から

『はい、ダメ~~icon52

『演じ手が、ワクワクした雰囲気を出さないと、見ている側はつまらないでしょ』

『紙芝居の後ろに隠れてしまうと声の通りが悪いですよ』と注意を受けました。



実は、意図的に紙芝居の後ろに隠れていましたface15

だって、恥ずかしいですよ、お芝居の経験なんてありませんしね。


と、心の中で小さな反抗をしつつ、

それでも精一杯、語ってみましたが、


『それじゃ、お客様には伝わらないわよ』と更にダメ出しが・・・・・icon52   (反抗していたことがバレた模様face16



読み聞かせとは違って


紙芝居は、相手の反応を確かめながら交流するものなんでしょうね。






来週は、自分で選んだ紙芝居を読むことになりました。



そこでわたくしが選んだのは、










バイオリンの上手なやぎさんが

道に迷ってオオカミの家へ・・・・

オオカミ夫婦は、やぎさんを食べようとしますが

やぎさんの奏でる美しいバイオリンの音色に胸が締め付けられるくらい

切なさと感動を覚え、

オオカミ夫婦は、

『あれは、神のお声だ』と言う・・・



ちょっと、素敵な紙芝居です。


『音楽』がテーマでしたら、

いい感じで、語れるかもしれませんface05


しかも、

登場人物は、やぎさんとオオカミ夫婦の3人(匹)なので、

声の演じ分けが楽ですし・・・・face02








では、発声練習から始めましょうかicon26












  


Posted by 薫子 at 19:04Comments(6)読み聞かせ

2011年04月12日

昔むかし、あったとさ







読み聞かせのボランティアも大きなイベントが終了し、今は、基本的な

腹式呼吸発声法の練習をしています。


合唱経験がありますので、

『腹式呼吸や発声練習は、大丈夫icon22』と思っていましたが、

実際に練習をしてみると、

一番、声も出ませんし、

久しぶりに腹式呼吸をしましたら、

翌日はお腹周りの筋肉痛ですface07



代表に

『薫子さん、ちょっとそれじゃ~、マズイわよemoji06』と指導が入りました。


『薫子さん、お腹から声を出さないと、喉を痛めるしね。 頑張って、トレーニングしてね』






『はいemoji14』と返事だけはいいのですが

続かないんですよね、トレーニングface15








今日は、お天気もいいですし、


気分転換に図書館までウォーキングを兼ねて行ってみることにしました。


そして、目に留まったのがこちらの


『静岡のむかし話』



パラパラとページを捲ってみますと


どの作品も

『シンプルなのに奥が深い』ことがわかりました。



静岡県にも

多くの伝説や土地に根ざしたむかし話が沢山あることがわかりました。



読み聞かせるというよりも

語ることがベストかもしれませんね。



筋トレも大切ですが

語るのであれば、

脳トレもしなくてはいけませんemoji02



先人達が残してくれたお話を

たくさんのお子さんたちに語り、そして残していけたらいいですね。




  


Posted by 薫子 at 17:18Comments(2)読み聞かせ

2011年03月05日

深いです、人形劇の世界は・・・






焼津文化センターでの公演が無事に終了致しました。

主人公の

おさんぎつねも、舞台をかけまわり、ホッと一息ついています。









おさんぎつねにだまされた和尚さんと小坊主くんも、お疲れ様でした。







演じ手の皆さんは、

直前まで


台詞を合わせたり、


人形の動きを確認したり、


準備に余念がありません。



本番が始り、



小道具係りのわたくしまで

人形を操っているような緊張感に包まれました。


袖で見ていても


人形たちが生き生きと動き出し、

演じ手の皆さんがとても楽しそうなのがわかります。


練習の時に演出の方にダメだしをされていた箇所も

スムーズに運び、

素晴らしいリズムでクライマックスへと向かって行きましたicon14icon14



ラストの音楽が流れ、

出演者一同が会場の皆さまにご挨拶、

暖かい拍手を頂きました。



人間の身体であれば、動きも自由自在ですが

人形は限られた中での表現になるので

そのあたりの難しさがあることがわかりました。


限られた動きだからこそ、

人形の存在感が光り

ご覧下さっている方とのコミュニケーションも取れるのかもしれませんね。


お子さんだけではなく

大人の方にもお話の楽しさがわかっていただけたら

とても嬉しいですねface02






観劇好きのわたくしですが


舞台から初めて客席を見渡してみました。






あ~、

隅から隅まで、

よ~く見えることがわかりましたface08




ご来場下さいました皆さま、

本当にありがとうございましたemoji52  


Posted by 薫子 at 16:55Comments(2)読み聞かせ

2011年03月02日

第32回 こどものつどい  焼津文化センター






焼津図書館で、読み聞かせのボランティアをしていますが

そのサークルは

1年に数回、人形劇も上演しています。


今週の土曜日、

焼津市文化センター小ホールで、

第32回 こどものつどい
(焼津図書館主催)があります。


こどものつどいに先立ち

近くの小学校で初舞台を踏みました。


とは、申しましても

わたくしは、全くの初心者ですので

小道具を担当させていただき、

先輩の皆さんの見事な人形捌きを拝見させて頂きました。



生まれて初めて

【黒子】の衣装を身に付けたのですが

顔全体を覆う、この被り物(画像の黒い布がそれです)に慣れるまで

とても苦労致しました。


まず、息がしずらいこと、

そして、視界が悪いこと、

なんでも経験してみないとわからないものですね。





人形を扱いながら

感情を込めて台詞を言う先輩の皆さんの後姿を拝見しながら


『人形に魂が入っているicon12icon12』と感動しました。



読み聞かせは、

一人で出来ることですが

人形劇は

チームを組んで息を合わせる作業ですものね、

たとえ、小道具係りとは言いましても

緊張した薫子ですface15



舞台からは、お子さん達の歓声がリアルに聞こえ


上演後、

『ありがとうございましたicon48』と

可愛いお声で言って頂き

小道具係りも、

『お役に立てて良かった』と思いました。


3月5日(土)、

お子様とご一緒に、焼津文化センターへ

足をお運び下さいませね。


『月』を掲げる役目で

舞台に登場する薫子でございますface02  


Posted by 薫子 at 17:05Comments(6)読み聞かせ

2011年02月01日

絵本はお友達

今日から二月、如月ですね。

三日は節分

翌日、四日は、立春

暦の上では、そこまで春がやってきていますが

まだまだお寒い毎日です。


読み聞かせのボランティア、

本当に新米ですので

わたくし自身がまず絵本に親しむことから始めましょうと思いました。

たくさんの本の中から選ぶことは難しいけれど、

楽しい作業でもありますね。

ふと、

我が子の時は、どうだったかしら・・・と振り返ってみましたら


取りあえず『福音館』の絵本であれば間違いないemoji01
いつも慌しく選んでいたように思います。

その上、母親としての下心もあって

絵本を通して言葉を覚えさせたいとか

絵本を通して文字も覚えて欲しいとか

その上、絵心も育って欲しい


もう、大変な欲張りお母さんだったと、恥ずかしくなります。



絵本とお友達になるのは
子供達だけではないんですね。










そして選んだ絵本がこちらの

                   ちいさなさかな  ピピ  


ベルギーのイラストレター、ジョス・ゴフィンさんの作品に

「五体不満足」の乙武さんが文章を添えた

とても美しい絵本です。

対象年齢は(わたくしの見解ですが)

0歳から大人までと言ってもよろしいかと思います。

金魚ばちを飛び出したピピの冒険。

短い文章なので

『間』の取り方や、

『声』の強弱に工夫を凝らして読んでみようと思います。



鮮やかなイラストなので

少し大きなお子様には


文章の部分を隠して

親子でお話を作りながら進めていくのも楽しそうです。


  


Posted by 薫子 at 18:18Comments(10)読み聞かせ

2011年01月22日

読み聞かせ



静岡で暮らす前、
幼児教育の会社の立上げから、軌道に乗るまでの2年半を
社員教育の仕事に携わっていました。

わたくし自身は自分の子育て以外に小さなお子様と関わったことがなかったので
社員教育と同時進行で
教育シッターとして沢山のお宅にお邪魔致しました。

知育レッスンをした後に
お子様に絵本を読んで差し上げました。

絵本選びは
あまり深く考えず、自分の読んでみたい作品
お子様が気に入って下さるような作品をイメージして
お膝に乗せてゆったりとした時間を過ごしました。


そして今・・・
場所を変え、焼津図書館で読み聞かせのボランティアを始めました。

幼稚園に入園前のお子様達が多い会場は
明るい雰囲気と
『早く、読んで~』と言うお子様たちの
熱気に包まれています。

本の世界の楽しさを知って欲しくて
自分なりに工夫をしていますが
大勢のお子様達の前で読むのは難しいものです。
先輩の方からのアドバイスを受けながら
ゆっくりと、リズムをつけながら楽しいひとときを過ごしたいと思います。

2月の始めのわたくしの担当日には
こちらの絵本を読んでみようと思っています。  


Posted by 薫子 at 21:35Comments(10)読み聞かせ