2011年10月12日

より天に近い光を求めて 【セガンティーニ展】

深まりゆく秋と共に

五十肩の痛みも・・・と言うよりもだるさも深まる今日この頃ですface07




本日も、
亀本先生の診療所で鍼治療をして頂きました。



集中ケアとして

置き鍼って言うのでしょうか、シールに先が尖っていない鍼が付いている物。

説明するよりも実物を次回、お見せ致しますね。



だるい肩まわりを中心に貼っていただいたおかげで

先生の治療の効果と相乗していい感じになって参りました。
ありがとうございます。



肩以外は、いたって元気ですので

先生のお宅から数分の

静岡市美術館

【セガンティーニ展】を拝見して参りました。





より天に近い光を求めて 【セガンティーニ展】



この展示会で

初めてセガンティーニという画家を知りました。


イタリアに生まれ

幼くして母親が亡くなり

その後父親とミラノへ行くも

父親は彼の元を去り・・・・


大変不遇な少年時代を過ごした人です。







しかし、

彼の絵の才能は見いだされ


アルプスの自然とそこで暮らす人々を描きたくて

スイスに移住します。




展示作品は

アルプスに移住する前の物は

不幸な少年時代を反映してか

暗い物が多く


チラシのタイトルのように

光と山と言う雰囲気ではありません。







アルプスでの暮らしは

セガンティーニにとって

不幸だった少年時代をリベンジするかのように


澄んだ山の空気が伝わってくるような作品が多いです。




決して豊かではないけれど

どっしりと地に足をつけ、働く人、動物を描いています。




より、天に近い光を見たいと願ったセガンティーニは


2731メートルの山小屋で作品を制作している中で

病に倒れ41歳の若さで亡くなります。





より天に近い光を求めて 【セガンティーニ展】






人生の厳しさや辛さを乗り越えるために

光溢れるアルプスの山での暮らしにあこがれ続けた

セガンティーニ。


天に近い光とは

夭折した母の存在を常に意識していたのかもしれませんね。




美術館を出ると、

秋の日差しが五十肩に優しく当たり

もっと、光をicon12emoji08
(これ言ったのどなたでしたっけemoji06

と思いながら帰宅の途についた薫子でございます。


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Posted by 薫子 at 20:33│Comments(2)美術
この記事へのコメント
薫子さん、こんにちは~

セガンティーニ って人はもちろん知らなかったのですが(^_^;)
でも、セガンティーニ展 展示会のチラシ?の写真を見せてもらって、
「あ、マリア、サウンドオブミュージック」 と思いました。

で、そう思ったのも 薫子さんの解説を読んで頷けました。

アルプスを書かれたものだったのですね~

この人の絵をじっと見ていると、

♪きこえるわ~ あぁ、サウンドオブミュージック~ って声が聞こえてきそうな・・・
全く知識のない私にアルプスを思い描かせるってすごいですね~^^
Posted by mm at 2011年10月14日 16:10
♪mmさん♪

こんばんは。

mmさんからのコメントは、いつも楽しく拝見しています(^O^)

アルプスの清々しい空気、山に抱かれ…

そうですね。
マリアのような気分になり、
歌いたくなりますね。
高井さんが大佐をされたら、素敵でしょうね☆

いろいろな役で拝見したいし、
それでも世界一のファントムとして君臨していただきたいし、
欲張りなファンですね、わたくし達f^_^;
Posted by 薫子 at 2011年10月14日 19:15
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より天に近い光を求めて 【セガンティーニ展】
    コメント(2)