2015年09月20日
レ・ミゼラブル 静岡公演
4月17日に本公演の初日を迎えました『レ・ミゼラブル』が
静岡にて、大千秋楽を迎えます。
昨日、昼の部を拝見して参りました。

5月に東京の友人達と帝劇で拝見しましたキャストをプリンシパルを変えて臨みました。
今回は、
バルジャンを福井晶一さん、
ジャベールには岸祐二さん、
アンジョルラスとマリウスは前回と同じお方で拝見です。
不可欠なお二人なので、キャストスケジュールを見過ぎて目が痛くなるほどでした。

福井さんのファンのHさんが広島よりお越しになり
(ファンの方は日本全国を廻られます。)
お久しぶりに観劇諸々のお話を伺って、
レミゼに対する熱い気持ちと新鮮な気持ちが湧き上がって参りました。
2013年の名古屋公演で拝見した福井バルジャンは
高音部に不安があり(あくまでも私見ですが)
聴かせどころでもある
『彼を帰して』で現実に引き戻されてしまいました。
が、
このたびの福井さんの歌唱は
ヴォイストレーニングを積まれたのでしょうか
別人のように美しく、感動的な高音で歌って下さいました。
レミゼに対する思い、バルジャンを演じる責任感、
劇団四季を経て更に努力をなさったお姿に感動致しました。
『彼を帰して』こんな感じの歌です。
2013年ファン集いでの歌唱です。
(音を下げないように精一杯のために出だしが弱々しく聴いているこちらが不安になりました)←辛口で申し訳ないです!
https://youtu.be/ZkrIDxYnYO0?t=74
そして、2015年博多公演イベントでの歌唱です。
(硬さはありますが、感情を音に乗せておられます)
https://youtu.be/F2rsETsvF5s
舞台全体の中では小さな変化なのかもしれませんが
『ここは外して欲しくない』
そんなシーンですので思い残すところなく拝見できて本当に嬉しかったです。
そして、
岸祐二さんのジャベールは
今回初登場ということですが
過去のレミゼでアンジョルラス役で拝見したことがあります。
勢いのある兄貴的なアンジョルラスだったことを記憶しておりますが
ジャベールで今回ご出演ということでしたので
期待を込めて拝見いたしました。
さすが、ベテラン俳優さんです。
福井さんの声質と重なるようなバリトンヴォイスで
ぐいぐいバルジャンを追い詰めていきます。
人間的な感情を無視して、『法』を絶対と信じるジャベールの冷酷さを
歌に乗せて行きます。
冷徹ではありますが、乱暴な歌い方ではないので
聴き入ってしまうのです。
内面の苦悩を感じさせることを歌唱で表現することは難しいですが
岸さんのジャベールはバルジャンの世界に支配されたことを悔やむ気持ちと
望んだ気持ちが半々になり
自殺への道を選んだと感じさせました。
武士のようなジャベールでした。
レミゼは何度拝見しても
楽曲の素晴らしさとカンパニー全体の集中力に心を持っていかれる作品です。
大千秋楽を帝劇ではなく、静岡で迎えることは
『なんと光栄なことでしょう』と思いつつ
マリナートを後に致しました。
素晴らしい舞台をありがとうございました。

静岡にて、大千秋楽を迎えます。
昨日、昼の部を拝見して参りました。
5月に東京の友人達と帝劇で拝見しましたキャストをプリンシパルを変えて臨みました。
今回は、
バルジャンを福井晶一さん、
ジャベールには岸祐二さん、
アンジョルラスとマリウスは前回と同じお方で拝見です。
不可欠なお二人なので、キャストスケジュールを見過ぎて目が痛くなるほどでした。
福井さんのファンのHさんが広島よりお越しになり
(ファンの方は日本全国を廻られます。)
お久しぶりに観劇諸々のお話を伺って、
レミゼに対する熱い気持ちと新鮮な気持ちが湧き上がって参りました。
2013年の名古屋公演で拝見した福井バルジャンは
高音部に不安があり(あくまでも私見ですが)
聴かせどころでもある
『彼を帰して』で現実に引き戻されてしまいました。
が、
このたびの福井さんの歌唱は
ヴォイストレーニングを積まれたのでしょうか
別人のように美しく、感動的な高音で歌って下さいました。
レミゼに対する思い、バルジャンを演じる責任感、
劇団四季を経て更に努力をなさったお姿に感動致しました。
『彼を帰して』こんな感じの歌です。
2013年ファン集いでの歌唱です。
(音を下げないように精一杯のために出だしが弱々しく聴いているこちらが不安になりました)←辛口で申し訳ないです!
https://youtu.be/ZkrIDxYnYO0?t=74
そして、2015年博多公演イベントでの歌唱です。
(硬さはありますが、感情を音に乗せておられます)
https://youtu.be/F2rsETsvF5s
舞台全体の中では小さな変化なのかもしれませんが
『ここは外して欲しくない』
そんなシーンですので思い残すところなく拝見できて本当に嬉しかったです。
そして、
岸祐二さんのジャベールは
今回初登場ということですが
過去のレミゼでアンジョルラス役で拝見したことがあります。
勢いのある兄貴的なアンジョルラスだったことを記憶しておりますが
ジャベールで今回ご出演ということでしたので
期待を込めて拝見いたしました。
さすが、ベテラン俳優さんです。
福井さんの声質と重なるようなバリトンヴォイスで
ぐいぐいバルジャンを追い詰めていきます。
人間的な感情を無視して、『法』を絶対と信じるジャベールの冷酷さを
歌に乗せて行きます。
冷徹ではありますが、乱暴な歌い方ではないので
聴き入ってしまうのです。
内面の苦悩を感じさせることを歌唱で表現することは難しいですが
岸さんのジャベールはバルジャンの世界に支配されたことを悔やむ気持ちと
望んだ気持ちが半々になり
自殺への道を選んだと感じさせました。
武士のようなジャベールでした。
レミゼは何度拝見しても
楽曲の素晴らしさとカンパニー全体の集中力に心を持っていかれる作品です。
大千秋楽を帝劇ではなく、静岡で迎えることは
『なんと光栄なことでしょう』と思いつつ
マリナートを後に致しました。
素晴らしい舞台をありがとうございました。